1時間目は、初めっから社会。

先生は昔の話しかしないから、私は外の風を髪になびかせながら寝ようと思った。


「おい。寝んじゃねーよ」


寝ようと思ったら進が私の隣から声をだして、いいだす。


「別にいいじゃん。」

「俺より先に寝るなんて許さない」


「それは自分が寝たいだけじゃん」


そう言うと進は私に言う言葉がなくなったのか、無視して寝てしまった。

私もこっそり左手にシャーペンを持ち、やってるふりをしながら深い眠りに入ったんだ。



これが間違えだったのか...

私の壁を阻止したのは。