その体育館の中には
佐野先輩と三好先輩が
いた。


「げっ!!」


「またあの2人だね」


最近、あの2人の先輩の方が先にくる事が多くなってきた。


私と芽衣はトボトボと
下を向きながら、ドリブルを響かせ、シュートに向かう。


その時、佐野先輩と目がかすかにあった。


ほんの少しだから、すぐに目をそらしたんだ。


その時、あなたは何を思って私をみたのかは、全然わかっていなかった....