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そして迎えたお昼休み。

今週は保健委員の当番なので、お昼は保健室で食べることにしたんだけれど。


珍しく依生くんが一緒に食べようと誘ってくれたので、2人で保健室へ。


ちなみに古川先生は今日はお休みで、保健室はわたしと依生くんしかいない。



「よし、いただきます」


保健室の奥にある机とイスを借りて、ようやくお昼ご飯。


机の上にお弁当を広げた。

お弁当をパクパク口に運んでいると、隣からすごく視線を感じる。


「い、依生くん?」

「なに?」


頬杖をついて、身体ごとわたしのほうを向いてジーッと見ているだけ。


「えっと、なんかすごい見られてるような気がして」


「うん、見てる。かわいいから。
いくらでも見てられる」


「ご飯、食べないの?」


「帆乃のこと見てるからいらない」


さっきから自然と胸がキュンとすることばっかり言ってくるから心臓に悪い。