腹ごしらえをして次に向かったお店はブランドのアクセサリーショップでユウと二人でショッピングモールに来た理由を思い出して胸がズキンと痛んだ。


そういえば、彼女の誕生日プレゼントを選びにきたんだった。


ユウと過ごす時間が楽しくて、浮かれていたから忘れていた。


彼女の誕生日だもん……そりゃあ、アクセサリーとかちょっとお高いものになるよね。


「いらっしゃいませ」


綺麗な店員さんがにっこりと微笑んでわたしたちを迎え入れてくれた。


「うわあ……綺麗だね」


ショーケースに入ったアクセサリーたちを見て、うっとりとする。

ストーンがキラキラしてて、デザインも可愛い。

いいなあ、ユウからこんな素敵なものをもらえる女の子は。

って、わたしもシュシュもらったんだから!