朝食を食べ終わり、片付けをする。
「行ってきま〜す。」と玄関から、耕の声がした。
耕が行くと、次に「行ってきます。」と聖の声がした。
洗い物が終わり、仕事に行く準備をしようとすると、龍がリビングでテレビを見ている事に気が付いた。
「龍。今日、大学は?」と私は聞く。
「今日?今日は午後から。午前中はバイト。」と龍は言った。
「そんなで、取れるの?」と私は聞く。
「大丈夫。」と龍は言った。
「そう。じゃ、私行くね。」と言って、私は家を出て職場に向かった。
龍は、バイトをして私が楽になるようにと、食費を少しだけ稼いできてくれる。
私は、そんな事しないで自分のやりたい事をしっかりとして欲しかった…