白い天井、薬品の匂い。
気付くとそこは病院だった…
右手に違和感がある。見てみると龍が私の手を繋いでいた…
周りには、聖や耕。父さんに母さん。藍が寝ている。
「んっ」と龍が唸った。
「姉さん?」と目を擦りながら龍は起き上がった。
「龍。ごめんね…」私は言った。
「大丈夫だよ。姉さんなら…」龍は言って、私の頭を撫でた。
すると、コンコンッとノック音がする。寝ていた人が起き上がり、先生が入って来た。