ジェットコースターは、私の想像の遥か上だった。
「疲れた〜」と私は言った。
「お姉ちゃん、弱い。龍兄ちゃん行こ!」と藍は今度、龍を連れてさっきのジェットコースターに向かった。
「お疲れ。」と母さんが言った。
「疲れた〜なんでそんなに元気なの?」私は母さん達が座っているベンチに座った。
「はい。ほうじ茶でいいか?」と父さんが私にお茶をくれた。
「ありがと。」私は受け取って口をつける。
「あれ?龍兄さんは?」と耕が来た。
「藍に連れてかれた〜」と私は言った。
「マジか〜」と聖が言う。
「ま、疲れて帰ってくるよ。」と母さん。

事実、龍は疲れて帰って来た。その後、藍の犠牲になった2人は言うまでも無い。