次の日、体調が良くなり抗ガン剤の無い1週間がやって来た。私は、帽子を被り小児病棟に向かう。
「藍?」私は病室に入り藍を呼ぶ。
「お姉ちゃん!」藍は私に抱き着く。
「勉強する?」と私は聞いた。
「うん!教えて?」と藍が言う。
「わかった。じゃ、やろうか。」
私は藍の勉強を見ていた。

その頃、龍達は…
「父さん。母さん。お願い。検査を受けて。」と俺は頭を下げた。続いて聖や耕も頭を下げる。
「無理よ…私達の血でも、蓮を助ける事が出来ない。」と母さんは言った。
「なんで?だって家族でしょ?」と耕が言う。
「無理だ。理由は、まだ言えない。」父さんが言った。2人はそのまま藍の病室に向かって行った。