咲紀の家に到着したとき、ちょうと2人が家から出てきたところだった。
玄関から堂々と出てきて、家の鍵を閉める2人はどこからどうみても違和感がなかった。
近くの公園で、私服に着替えを済ませた2人へ「どうだった?」と聞くと、修人が一冊のノートを取り出した。
「スマホもパソコンも大丈夫そうだった。気になったのはこれだけ」
「創作ノート?」
ノートの表にはマジックでそう書かれている。
「そう。でも、中身は日記みたいだった」
修人にそう言われて軽く確認してみると、日付とその日にあった出来事が書かれていた。
1ページ目が入部した日から始まっているから、イジメの内容まで書かれているかもしれない。
「これは部長であるあたしが預かっとくね」
あたしはそう言い、ノートを鞄に入れた。
「これだけ残して自殺するなんて、咲紀ってほんとバカだよね」
玄関から堂々と出てきて、家の鍵を閉める2人はどこからどうみても違和感がなかった。
近くの公園で、私服に着替えを済ませた2人へ「どうだった?」と聞くと、修人が一冊のノートを取り出した。
「スマホもパソコンも大丈夫そうだった。気になったのはこれだけ」
「創作ノート?」
ノートの表にはマジックでそう書かれている。
「そう。でも、中身は日記みたいだった」
修人にそう言われて軽く確認してみると、日付とその日にあった出来事が書かれていた。
1ページ目が入部した日から始まっているから、イジメの内容まで書かれているかもしれない。
「これは部長であるあたしが預かっとくね」
あたしはそう言い、ノートを鞄に入れた。
「これだけ残して自殺するなんて、咲紀ってほんとバカだよね」