「おーまーえー、陽先輩に失礼なこと言うな!!」
横からスパァンとスケッチブックで三好の頭を叩いたのは清水恵太(シミズケイタ)
ちなみに彼のことは小学生時代から知っていて、三好と同じく中一
「いってぇな清水!!」
「痛くしたんだろが!」
「別にいいじゃん」
「どこがだよ、先輩に謝れ!!」
「ごめんなさい、またするけどね」
余計な付け足し…
「てめっ、ミヨシッ…」
この頃このループだなあ
まったく、成長しないなぁ
「けいこちゃん、けいこちゃん」
私は恵太のことを けいこちゃん と呼んでいる
顔立ちが可愛いんだよなぁ
「こんな 人をバカにするような奴 に構うのは時間の 無・駄 だよ」
「あー!そうっすね!!流石っす陽先輩!」
「ちょっとどういうことですか!」
あははっ、って笑いあって
冗談混じりに謝る
「じょーだん冗談!!嘘だって〜あーウケる」
「ウケないでくださいよ」