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カタログが完成し、世に出回るとスタッフさんが言った通り私と快はすごい人気になった。
私がそのカタログで着た服は予約の時点で完売となり、再販の電話が殺到。
有名雑誌にも2人ででることが多くなり、表紙を飾ることもあった。
2人ペアでの仕事がほとんどだったため、私と快は四六時中一緒にいた。
「はー……疲れたー……」
やっと事務所に戻り私と快は2人してソファに横たわる。
「おー、2人ともおつかれ! おまえらの注目度ハンパないぞー! 検索ワードでも上位!」
私と快のマネージャーをしている海崎(かいざき)さんはホクホクとした顔でそう言った。