結愛の部屋に置いてある俺の勉強スペース。

そこの引き出しから俺はある小さな箱を取り出した。

みんなは気づいている。

結愛からは見えていないようだ。

「なになに?」

「結愛。結婚しよ。」

そう言って俺は指輪を渡した。

「え・・・ほんとに?」

「あぁ。」

「こんな私でいいの?」