「親父、入るぞ」

院長室だとか気にしていられなかった。

「おい、陽翔。院長だぞ。お前今日休みだろ?どうした?」

「結愛の担当俺でいいのか?介護はなんでいないんだ?」

看護師の石橋さんは結愛も慕ってる人。

いつも「真由ちゃん」って呼んでた。その人は変わってない。

「陽翔。結愛ちゃんの家族にも話はした。介護士をつけてないのは人手不足とお前の男はつけるなって無茶を聞いた結果だ。」

「ありがとう・・・親父・・・」

「あぁ、お前も家に帰ってゆっくり休め。」