「ーーーー本当、無自覚なお姫様だなっ」



えっーーー?


急に身体が反転し、ソファに押し倒された!



いつもの龍じゃないーーーーー。


「奴らに勝ちたいなら、押し返して見なよ!
出ないと簡単にヤラレるよ。

なあ、あげはっ。




泣かないでよ、優しくしたいのにーーーー
優しく出来ない。

そうさせてるの、あげはだよ。



紅牙は、あげはに執着してる。

だからって渡すつもりはない。


だってさあ、お前は俺のもんだ。




俺だけの、お姫様だーーーー!!」




ーーーーっ。



女は無力。

そう言われてるみたいに、感じてーーーー。

痛くなる胸、、
肩に優しく触れる白に泣きそうになる。