「保健室?…って、担いでる人、それ君の知り合い?」



 無駄に広い校舎で保健室を探すのも気が引けて、結局近くを通りかかった人に道を尋ねた。



 「…まぁ多分、知り合いですね」
 「へ、へー、随分と意外な知り合いだね…?」



 確かに担いでる人金髪だけど。いや、髪色なんて全然関係ないよね。どゆこと??



 「保健室…、」
 「あーごめん。保健室だったね。それじゃ、一緒に行こうか?俺、今暇してるんだよね」



 えー、こんなキラキラオーラ背負ってる人の隣歩いて大丈夫か…?


 親衛隊とやらがいたらすっごく迷惑なんですけど。