小学生から私は叔母が開いているフラダンスの教室にかよっている。

今では小学校低学年のクラスのインストラクターとして、叔母の補助をするまでの実力になった。

真っ黒な長い髪はフラダンスのために10年近く伸ばしていて、今回文化祭で私はソロで躍ることが一学期にクラスの話し合いで決まっていた。

「クラスでハワイアン喫茶をやって、ステージを作って葵がソロで踊るんだ…

ふーん。で、喫茶に出すお菓子も葵が作るんだろ?…なんだよそれ…」

文化祭までひとつきとなり、うちのクラスの文化祭の内容を知って虎太朗はえらく不機嫌だ。

「お菓子はみんなで作るし、フラも確かに私のソロもあるけどみんなも踊るよ?」

「葵が目立つ…」

「私よりよっぽどアロハシャツ着てウェイターやる虎太朗のほうが目立つと思うけど…」

「まぁ、かっこいいからな俺は。
ちょっとは、ヤキモチやいてくれる?」

ぶんぶん首を横にふる私に虎太朗は、
はぁとため息をはくといつものように私の手を掴みペロリとなめた。

「あまい…。俺フラガールの葵なんか見たら、我慢できなくて葵のこと食べちゃうよ?」

妖艶に微笑む虎太朗にドキリとする。

「早く、俺のこと好きになれよ葵」

最近の虎太朗は、色気たっぷりでヤバいです!! 

私、、、、がぶりと食べられそうです!