レンが遊び疲れ眠たそうだ。


「そろそろ寝るか。」


「そうね。

ほらレン、こっちよ。」


ロンとリンがレンを連れて寝室に入る。


「ファミリアも一緒の部屋で大丈夫か?

嫌だったら簡単なのでよかったら今から準備するけど。」


「あ、いや、夜に迷惑だし、私と同じ部屋で皆がいいんなら。」


「分かった。じゃあこっち。」


ファミリアと寝室に行き、レン達を見る。

と、レンが駄々をこねていた。


「僕まだ遊ぶ…。」


「でも眠たいんでしょう?」


「遊ぶの…。」


こうなったら寝るまでが長い。

どうしようかと二人が悩んでいる時、

シンが来たことが分かると、

二人はシンに向かって頷いた。

シンに任せたようだ。

こういう時はいつもシンの出番だ。


「レン、ピクニックしたいか?」


シンがレンを持ち上げ、布団の上に行き乗せる。


「したい…サンドイッチとおにぎり…。」


シンはそう言うレンを寝転がせ、

とん…とん…と優しく叩く。


「よし、じゃあ弁当作るの明日手伝ってくれるか?」


「うん…手伝う…。」


「じゃあ明日早起きしないとな。」


「うん…。」


「じゃあもう寝ないとな、

明日遅れちゃってピクニックの時間が減るかもな。」


「やだ…。」


「じゃあ俺と一緒に早く寝ようか。

どっちが早く寝れるか競争だ。」


「もう僕寝るもん…ね…僕の…か…ち………。」


レンは寝息をたてだした。


「じゃあ明日はピクニックでいいかな?」


「あぁ、今日丁度いい場所を見つけたしな。

あそこでいいだろう。」


ロンはシンに同意し、明日ピクニックをすることになった。


「ファミリアはそこで寝るといいよ。」


「あ、ありがとう。

…おやすみなさい。」


「うん。おやすみ。」


「おやすみなさい。」


「おやすみ。」