「真優、ほんと彼氏と仲良いよね」


友人、美希にかけられたその言葉に、思わずどきんと心臓が音を立てた。


美希がそう思ったのはきっと、私が肌身離さずスマホを握りしめていて、通知が来る度に即座にそれを開くからだと思う。



「そう、でもないよ。フツーだよ」

「私あいつと何日連絡してないかわかんないぐらいだよ?いいなー連絡マメな彼氏」


緩く巻いた髪をいじいじと触りながら、美希は可愛らしいピンク色の唇を尖らせた。




彼氏と仲良くなんか、

いや、


あんなの、彼氏なんかじゃ。



すぐそこまで出かかったあらゆる言葉は音にする前に呑み込むしかなくて、喉がどんと痛んだ。