ぴしゃ。
庭園にある池で鯉が優雅に泳いで音を鳴らす。
「では、後は若いお二人で」
そう言うと両家の親達は立ち上がり部屋から出て行ってしまった。
向かい合う男女。
口を開いたのは女性の方だった。
「なによこれ、、」
「と言いますと?」
「なんの茶番かしら」
「茶番ではございませんよ」
「私あなたなんかと絶対、、絶対結婚しないからぁ!!!!!!」
そう叫ぶとその女性はそのまま席をたち部屋から出て行ってしまった。
「ふぅ~。さてどうしたものか」
男は静かな部屋でそう呟いた。
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