そしてその夜事件は起きた
その日楽屋に遊び来た女性が
こちらの了解もなく
勝手にSNSに俺とのツーショットを
あげてしまったのだった
その日俺は演奏で疲れて愛果とのラインでの会話を済ますと
眠ってしまった
次の日
リハのスタジオで皆に教えてもらって
初めて気がついた
バンドのメンバーがニヤニヤしながら
「ハルくん浮気はいけませんな
それとも本気ですかい?」
そうふざけてからかってきた
彼は勿論俺がSNSにアップした女性を
あまり良く思ってないことを知っているのだ
最初に彼女を楽屋に通した時
すぐに彼女に聞こえない様に俺に
耳打ちしたのが彼だった
「あの女気をつけろよと。」
SNSが炎上しているのを
スマホの画面で確認している俺の横に座ると
「だから、言っただろ。彼女ここに来たとき
お前のことすごい目でみてたんだぞ。」
そう言って他のメンバーに同意を求めた
他のメンバーは楽器のチューニングをしながら
こくりとうなずいた
そしてこの話には関わりたくないようで
決して会話には加わることはなかった
「早く愛果ちゃんに電話してやれよ。」
そう言われて初めて俺は
愛果に電話をしたのだった
電話をしたのが
愛果の仕事が終わった夕方だった
愛果と俺の一番大好きな時間だった
その日楽屋に遊び来た女性が
こちらの了解もなく
勝手にSNSに俺とのツーショットを
あげてしまったのだった
その日俺は演奏で疲れて愛果とのラインでの会話を済ますと
眠ってしまった
次の日
リハのスタジオで皆に教えてもらって
初めて気がついた
バンドのメンバーがニヤニヤしながら
「ハルくん浮気はいけませんな
それとも本気ですかい?」
そうふざけてからかってきた
彼は勿論俺がSNSにアップした女性を
あまり良く思ってないことを知っているのだ
最初に彼女を楽屋に通した時
すぐに彼女に聞こえない様に俺に
耳打ちしたのが彼だった
「あの女気をつけろよと。」
SNSが炎上しているのを
スマホの画面で確認している俺の横に座ると
「だから、言っただろ。彼女ここに来たとき
お前のことすごい目でみてたんだぞ。」
そう言って他のメンバーに同意を求めた
他のメンバーは楽器のチューニングをしながら
こくりとうなずいた
そしてこの話には関わりたくないようで
決して会話には加わることはなかった
「早く愛果ちゃんに電話してやれよ。」
そう言われて初めて俺は
愛果に電話をしたのだった
電話をしたのが
愛果の仕事が終わった夕方だった
愛果と俺の一番大好きな時間だった