公園を川に沿って抜けると来た時と別の橋が表れた

気持ちの赴くままに橋を渡る

流鏑馬の会場には沢山の人が集まっていた

地元のお祭りらしく

のんびりした雰囲気の中

馬も神事に参加する人達も暖かなハルの日を

楽しんでいた

人の流れに乗って会場をゆっくり歩く

年配の人から

子ども連れの家族

子どもだけで遊びにきている小学生もいる

以外に多かったのは外国人だ

外国人は家族連れが多かった

落ち着いて祭りを見る隙間が見当たらなかった

仕方なくそのまま浅草寺を目指した

浅草の街は

沢山の人が行き来していて

真っすぐ歩くことができないほどだった

何処かで休憩しようとしたが

店を覗くこともできず

お寺をお参りする為

境内を目指して歩くのがやっとだった

どこか懐かしお店が並ぶ仲見世をあるく

まるで小学生に戻ったような錯覚を憶えて

両親に話かけたい気持ちになった

行き交う人達も

東京駅とは違い皆子供に返ったみたいに

柔らかな笑顔だ