「 疲れて居るだろうがちょっとの時間で良い・

 僕の話を聞いて欲しい・・・」

頬を赤らめて耕司が話し始めた。


「 話と言うのは依里子さんとのことだが僕と結婚することに
  なったんだよ。」


一瞬耳を疑った、真紀子と孝之と光行は蒼白な表情で

呆然と立ち竦んだ。

「何故依里子の心が変わったのだ。」


小声で口々に3人が言い合った。


もしや・・・あのトイレに行ったときに何があった??


真紀子は一瞬頭を過った。



「何も話すことはない・ひとつだけ聴きたいことがある。

 それは係長ではない。依里子さんに聞きたい。



 依里子さんの本心だろうか・ 係長 この場は 


 依里子さんと僕たちだけにしてください。」


 そう孝之が言った。