永野 side


うちはいわゆる一匹狼っていうやつやった。

両親は離婚し、母親は私が起きる前に出て帰ってくるのは私の寝たあと。

そんな生活が続きしまいには、家の口座名でお金を残して家に帰ってこなくなった。

そんなこんな貧乏だった私は、ボロボロになったノートに鉛筆。

人との接し方がわからなかったうちは孤立。

そのうち一匹狼になり夜の街で荒れるようになった。