数時間過ぎただろうか。

時間は六時になっていた。

私は俯いて泣いていた顔を上げるとそこには永野さんがいた。

「なんやお前まだ残ってんのか?」

と話しかける永野さん。

「うん…。永野さんもまだおったの?」

私の隣の席に座る永野さんに尋ねる。

永野さんはすぐに反応するわけでもなく少し前を相手話し始めた。