「で、でも...」


知らない子にましてやこんなに可愛い子に頼むなんて...


「私も前に迷子になったことがあるんです。その時心細くて泣きそうになっている私を助けてくれた人がいて。だから私も人みたいになりたいんです」


と女の子は頬を赤らめて少し恥ずかしそうにでも、私の目を目真っ直ぐに見て言った。


なんていい子!


「私にお手伝いさせていただけませんか?」


そんな女の子の真っ直ぐな瞳と気持ちがすごく頼もしく思えた。


「お願いします...」


そう私は女の子にお願いをして、お手伝いをしてもらうことになった。


私の言葉に女の子はとても嬉しそうに


「はい!」


と言うと目を輝かせた。