テストが終わり、もう夏休みが間近に迫っていたある日の放課後。
腐女子会会員の3人は学校の近くのカフェに集まっていた。
「無事にテスト乗り切った!」
「うん!」
そう嬉しそうにはしゃぐ花音とののか。
しかしそんな2人をよそに私は机に何度も頭を叩きつけながら
「どうして?どうして赤点なの?あんなに勉強したんだよ?どうして?どうして赤点なの?あんなに勉強したんだよ?」
と無限に唱えていた。
そんな私に花音は頭にきたのか
「ガンガンッうるさい!」
と言って私の頭を両手で挟んだ。
「うう...だって、だってあんなに勉強したんだよ?」
私はそう言って花音の方に顔を向けた。