「真琴って腐ってたっけ?」
「先輩もBL好きだったんですか!?」
「あ、うん。最近、ね」
「まじか〜早く言ってよ」
「ごめんごめん」
「え、真琴腐女子だったの?」
「やっとこちっの良さがわかったか〜」
「う、うん」
腐女子の部員たちがどんどん私の周りに集まってくる。
「このアニメもいいから見て!」
そう言ってスマホを見せてくる部員。
「この漫画まじで最高だから読んで!」
とどこからかBL漫画を持ってくる部員。
まったく、沼にはまっている人たちがこんなにもたくさんいたとは。
「みんなありがと」
今まで隠してきた自分が恥ずかしくなった。