「あれ?ののかは?」


気がつくとさっきまで隣にいたののかがいない。


「あ、焼きそばとか飲み物とか色々買いに行ってくれてるみたい」


結衣は双眼鏡から目を離すことなく言った。


「なんか申し訳ない」


「あ!かき氷イチゴ味買ってきて欲しかったのにぃ!」


「自分で買いに行きなさいよ」