「部活帰りかな?部活着だよ。汗が滲んで...いや、ま、まさか部活のではなく...」 「ほ〜制服の子たちもいるよ」 「そのまま手繋いで欲しい」 こんな会話をしながら私たちは桟敷席から人々の動きを観察していた。