タンポポは英語で「dandelion(ダンデライオン)」と言う。

難しい英語でもなく、わりと周知のこの単語だが、元はといえば、フランス語の「dent de lion(ダンドリオン)」=【ライオンの歯】という言葉から来ているらしい。
タンポポの葉のギザギザした感じがライオンの歯に似ているからだとか。



そんなフランス人の感性はユニークで面白いが、あんなに鮮やかな花を咲かせても尚、名前の由来が葉の形であることはタンポポの花にとっては皮肉なものだ。



久々に仕事が定時に終わった今日。
最近では、綺麗な物にふと心を傾ける余裕すらなくなったと、入社3年目にしてすっかり仕事ばかりに染まってしまったと感じ、スーツの裾をつまむ。







とりあえず今日は疲れたし、とりあえず梅酒でも飲もう。
丁度いい、今日はテレビでサッカーの試合がやっているはず。

後輩に「お土産です」と貰った、“ 歌舞伎フェイスパック”
を顔にはり、プルタブを引いた。