奥の部屋にはベッドとソファ、小さなテーブルがあった。テーブルの上にはパソコンが開いたまま置いてある。
「…襲わないから。一緒に寝よ?」
詩優が私の顔を覗き込む。
真っ直ぐな目、逸らすことは絶対にできない。
気づいた時には頷いていて、あと戻りもできなくて……
「おいで」
詩優がベッドの上にいって私を呼ぶ。
ドキドキして、恥ずかしくて……布団に滑り込むようにして中に入って、顔を隠した。
「…な、何時に…起こす…?」
布団に潜りながら声を振り絞った。自分でも声が震えてるのがわかって余計恥ずかしい…
「…17時」
私を抱きしめるよに手を背中に回す詩優。
「好きだよ」
と、甘い声が響いた……
身体中が熱くなって、体温が急上昇
溶けてしまいそうなほど…
ドキドキドキドキ心臓ももたない……
すぐに、すー……すー……という寝息が聞こえてくる。
……疲れたよね…
布団から顔を出して、詩優の寝顔を見る。
安心したように可愛い顔して眠る……
私はスマホの目覚ましをセットしたらそっと目を瞑った。