「え…
いや、でも俺が寝ていて言いづらかったらし
くて…、ずっと頭痛を我慢してたみたいで…
本当すいません。」

「いえいえ、佳奈がお世話になりました。
ありがとうございます」

お母さんに私の体は手渡され、先生と

向き合う。

「ごめんな…藤井。俺のせいで辛かったよな
あ、そろそろ戻らないと。じゃあ失礼します」

お大事に、と言い先生はバスに乗って行った。

バスを見送りお母さんの車に乗り込む。