本当は大丈夫なんかじゃない。

「そう?…もうすぐサービスエリア着くから」

横に視線をずらすと先生はもう寝ていた。


やっぱり、沢山の生徒を見てたから疲れが

溜まってる。


そう思ったら先生を起こしてまで痛みを

言うのは少しためらった。

サービスエリアまで我慢しておこう、そう

思いもう一度眠りにつこうとするけど

痛みは治らず、むしろ強くなってくる。

先生に握られている手をそっと離し、