「藤井が見えたんだよ!ほら、席つけ!」

赤くなりながら私が見えたって言った先生。

私が1番最初に挨拶されて嬉しかった。

「いただきます」

みんなが揃い、安田先生の声で朝ごはん

を食べ始める。

「佳奈…みんなに言わないの?」

「ん?うん」

「大倉先生ぐらいには…「言わないの!」

誰にももう心配をかけたくない。

大倉先生に知られたら、それはもう全力で

スキーするなって止められるだろうし。

それからは優菜も誰かに言おうって