「どうしたの…?」

さっきから黒田くんが何も喋らない

「いや…ごめん。」

「なにが?」

「あ、みんな来たから俺らが仕切らないと」

黒田くんの指差す方向には配膳をする子達が

来ていた。私は指示をしないといけないのに

視線は一方向に注目してしまう。

だって、真美が先生と話してるから。

さっき私が座っていたところで…

(そこ…私の位置なのに…)

なんて思ったけど別れたからなにも言えない。