「ありがとうございます…?」

「なんで疑問形なの」

「いや…」

「フフッ。明日藤井もスキーできるよね?」

「え、はい」

「やった!」

目の前で小さくガッツポーズをする先生

「スキーしてる時ね、藤井の事ばっかり
考えててコケそうになったんだよ!」

「え」

先生は私が別れを告げたのに自分の気持ちを

ストレートに伝えてくる。

私も最初の方は戸惑ったりしたけど今は

何故か嬉しいんだ。