「私ね…先生から教師って言う仕事を
奪いたくないの…」

「そんな理由で離れるの!?なんで…」

「先生、言ったよね?
私を守るためなら教師辞めるって…」

「うん」

当たり前だろ!?って私の目を見つめて

先生は言うんだ。

「それが嫌なんだ…私のせいで…
仕事を奪いたくない」

「俺、辞めない!辞めないから…
別れるなんて言わないでよ…
俺から離れていかないでよ…佳奈…」

「そんなの…無理だよ…」