私の耳元で優菜が囁いた。

ありがとう…!と優菜に言い私も、

「大倉先生!一緒に何かしよ!」

大倉先生の手を引く。

「うん!何する?」

「うーん…射的は?!」

「良いけど…できるか?」

できるもん!と言ったのは私、だけど…

「誰ができるって言ったんだよ…」

一向に的に当たりません…

「難しいんだもん!」

なら、先生できるの!?と言うと

「貸してみなよ。
どれか欲しいものあるの?」