女子生徒数人が先生にタオルを貸していて…

「佳奈、大丈夫…?」

優菜が私の視線の先が先生と言うことに

気がついたのか、心配してくれる。

「…」

「ありがとうな。お前らは本当優しいなぁ」

先生が女子生徒…真美のタオルを持って

汗を拭いていた。視線は私と優菜の方を

向いてるのに、手には真美のタオル。

それがとてつもなく悔しかった。

「あ!先生…。ちょっ…佳奈大丈夫?」

優菜の声が聞こえるけど