「あっくん、ごめん・・・。私が今心から愛してるのは、あなたではないの。もうあの頃の私ではないの・・・」


「こっちゃん・・・」


「でもこれだけは言わせて?あっくん。私のことを好きになってくれてありがとう。嬉しかった」



例えあっくんが、私のことを騙そうとした告白だったとしても。

好きだと言ってくれたことには感謝しているから。

私の初恋は、とても素敵な思い出だったと、心から思えるから・・・。



結局初恋は実らなかったけど、これは自分で決めたこと。

だから後悔はしてないよ?

今はただ、感謝の気持ちでしかない。

良い思い出として、大切に心の宝石箱に保管するの。


私の大切な初恋よ・・・サヨナラ。