私、真由は、小5の夏休みにピアスを開けた。
この頃には、もう親は2度目の離婚をしていて、私、妹、弟は母子家庭ってやつで育っていた。

「まま、ピアス開けたい!」と。

コンビニにいた同い年くらいの女の子が可愛いリングのピアスをしていた、それがキッカケになった。

私は、その子を見た時カッコイイ!と感じた。
今になれば、それはその時から私は自由というものを求めていたんだと思う。


中学の入学式当日に、後に付き合うことになる元気くんと出会った。
入学式が終わった後、1階、1年の教室で休憩時間にテラスにでると、2年生3人が運動場で溜まっていた。
友達が、「あの人かっこいい!真由ちゃん手ふって!」って言ってきたから手を振ってみたら、その横にいた元気くんが手を降り返してきた。

下校時、まだ運動上に元気くんとその友達はいて、「名前教えてー!」と、元気くんに言われた。
けど、私は恥ずかしくて何も言えなくて、私の友達が勝手に名前教えた。
すっっっっごくドキドキした(笑)

中学に上がる前、腰まであった髪を肩より上くらいのショートにした。
だって、校則で肩に着く髪の毛は結ばないと駄目だったから。
だから、ショートにしたのに、入学1週間で学年主任の先生にバレて、親が呼び出された。

親は、「ピアス外していきや」とそれだけだった。