俺はその日、ずっとそこにいた。 ここは俺のお気に入りの場所。 多少の寒さは気にならない。 俺はいつの間にか眠っていた。 起きた時には、もう空は赤くなっていた。 大きな空に浮かぶ大きな太陽。 その光は揺れながら滲んでいく。 そして、やがて空は大きな黒で埋め尽くされる。 俺は立ち上がり、制服についた砂埃を払い落した。 「疲れた~。何もしてねぇけど…」