「いつから…。」 かすれた声。 響くこともなく、滲んで消えていった。 俺は腕を目にあてた。 じんわりと温かい滴が腕につく。 やがてその滴は冷たくなっていった。 でも、その滴は消えることはなくて、少しづつ増えて行った。 「いつまで…。」 その言葉を呟いて、俺は目を強くつぶった。 真っ暗な世界。