完全に邪魔ものだった。

俺の居場所なんてなかった。

俺は居間を通り過ぎて、台所に置かれた夜ごはんを立ったまま食べた。

俺がごはんを食べている時。

家族の声はしなかった。

こんなのは慣れてる。

親に見放されたあの日。

あの日からこんな風になった。

家族は俺に話しかけなくなった。

そして、俺も家では自分の部屋にいるようになった。

全く接点がなくなった日だった。