「ねぇ、快斗って呼んでも良い？」
入学してから一週間が立った。出席番号でたまたま、隣になった、青井 真波にそう言われた。
「別に良いけど…。俺、先輩とか、君づけで言われるの嫌い出し。」
「そっか！じゃあ、これからよろしくね！」
ニコッと頬笑む青井 真波。
それが、真波との最初の一言だった。
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「どう？赤井。友達出来たか？」
その日の放課後。
親友の、宮本 智にそう言われた。
「まぁな。青井 真波って分かるか？そいつと少しだけ喋った。」
「ふーん。良かったじゃん。俺は、川越 美咲ちゃんと気が合うんだよな！」
「どうでも良いわ。」
宮本の相手は疲れるけど、話していて何だかんだ楽しいから良いかな。時々、そう思うときがある。