サキとミナが授業に戻ると急いで起き上がって、宮島くんを探した。

きっと、あの子のことだから授業に出てないはずと思って。

今の時間、屋上にいる可能性高いな。

屋上に行くと本当にいた。

「宮島くん……!」

宮島くんはびっくりした表情で振り向いた。

「先……輩……」

「ねえ、どうしたの?」

「先輩には関係ないっすよ」

関係ない。。。。

「確かに関係ない。けど、助けてもらったんだし何でも聞くから!」

関係ないなんて言わせない。

「じゃあ、言いますけど。先輩のそういうところが好きなんだよ!」

え?

「好きって本気なの?」

「本気じゃなかったら言わねぇよ!」

ホントに?

遊んでるんじゃないの?