ありがとう
まだまだ寒い2月の下旬
電話越しに聞こえる君の声
私の、大好きな、大好きな
君の声
「莉乃、別れよ」
「え?」
私の頭には小さなクエスチョン
「ど、どうして?」
恐る恐る聞く私
「他に、好きな人ができたんだよ」
そんな…
「嘘…でしょ…?」
口から信じられない思いがこぼれ落ちる
「本当だよ…俺が嘘ついたことあった?」
今までは…なかったよ…
でも…
今、できたよ
『お前以外好きになれない』
『ずっと一緒にいような』
『俺から振るなんてありえない。愛してる』
いっぱい、いっぱい言ってもらった色んな言葉
今
全部、全部、嘘になった
「じゃあな。莉乃。バイバイ」
「バイバイ」…か…
今までは「またね」だったのに
「またね」そう聞くたびに私は嬉しかった
また君と会える
話せる
笑いあえる
そう思った
なのに、「バイバイ」か
そうだよね…君は私の他に
ううん
私以上に好きになった人ができたんだね
「ありがとな。莉乃。」
君の優しい声が心に響く
「ありがとう…」
バイバイ。その言葉が喉に詰まって声にならなかった
大好きな君とお別れなんてやだよ…
「本当に…ありがとう…」
涙は止まることを知らず、流れ続けている
いつか、君が戻って来て欲しいという
叶うはずもない思いを心に秘めて
私は最後に
「大好き。ありがとう」
と、小さく、小さく
呟いた
まだまだ寒い2月の下旬
電話越しに聞こえる君の声
私の、大好きな、大好きな
君の声
「莉乃、別れよ」
「え?」
私の頭には小さなクエスチョン
「ど、どうして?」
恐る恐る聞く私
「他に、好きな人ができたんだよ」
そんな…
「嘘…でしょ…?」
口から信じられない思いがこぼれ落ちる
「本当だよ…俺が嘘ついたことあった?」
今までは…なかったよ…
でも…
今、できたよ
『お前以外好きになれない』
『ずっと一緒にいような』
『俺から振るなんてありえない。愛してる』
いっぱい、いっぱい言ってもらった色んな言葉
今
全部、全部、嘘になった
「じゃあな。莉乃。バイバイ」
「バイバイ」…か…
今までは「またね」だったのに
「またね」そう聞くたびに私は嬉しかった
また君と会える
話せる
笑いあえる
そう思った
なのに、「バイバイ」か
そうだよね…君は私の他に
ううん
私以上に好きになった人ができたんだね
「ありがとな。莉乃。」
君の優しい声が心に響く
「ありがとう…」
バイバイ。その言葉が喉に詰まって声にならなかった
大好きな君とお別れなんてやだよ…
「本当に…ありがとう…」
涙は止まることを知らず、流れ続けている
いつか、君が戻って来て欲しいという
叶うはずもない思いを心に秘めて
私は最後に
「大好き。ありがとう」
と、小さく、小さく
呟いた