少し、不登校気味になってきた。
 私の現状を知る母は、特に怒ることもなく、あまり無理はするなと“青色”の言葉をかける。

 青色――冷静。

 今までずっと皆勤を続けて来た私のあまりの変わりように、驚くでも取り乱すでもなく、青色の言葉を投げかけて来る。

 機械的。もはや、ただのルーチンワークだ。
 そう言っておけば、いずれ私がまた皆勤に走るとでも思っているのだろうか。

 大間違いだ。