―――ガチャ…

扉を開けると、中にはカラフルな髪色の男の子が
沢山いてすぐさま目の前の彼に挨拶をする。

「「「「「翼さん!お疲れ様です!!」」」」」
「お疲れ」

そう返すと、わたしに中に入るように促す。

戸惑いつつも彼に従い中に入ると、
たくさんの視線。

「え、なんで…」
「おい、あれって…」
「ああ…」

戸惑い、嫌悪、憎悪…

そんな感情が入り交じった視線が突き刺さる。

「気になるだろうが話は後だ。
だから睨むのやめろ」

「「「っっ!…すみません」」」

「下っ端がごめんね。
上に行こうか」

そう言う優しい表情の彼に少し安心しながら、
頷き彼の後に着いていく。