絆「口に合わないか?」

恭斗「いや、美味いよ。」

ぎこちない笑顔に胸が痛む。
降谷 恭斗の笑顔を見て
私は余計な事を
したのかもしれないと思った。

父「恭斗。何故、今回のテスト
本気を出さなかったんだ?」

恭斗「本気でしたよ。」

父「だったら何故1位になれない?」

恭斗「霜月さんの努力の賜物
じゃないですか?
単純に俺の方が馬鹿だっただけですよ。
心配しないで下さい。
近い内に家を出ますから。」

父「金の面倒は見る。
お前がどんな人間であれ
息子に変わりはないからな。」

恭斗「はい。」